この度、田畑先生、伊坂先生、大友先生、長積先生と引き継がれてきた同窓会会長を拝命いたしました笠井信一です。これまでお世話になった先生方および職員の皆様に厚く御礼申し上げるとともに、身の引き締まる思いです。学部・研究科で過ごしてきた9年間ご指導いただいた感謝を胸に、全力で取り組んでまいります。同窓生の皆様もどうぞよろしくお願いいたします。

思い返しますと、2010年4月にスポーツ健康科学部の1期生として入学をし、真っ白なキャンバスに自分たちのカラーを染めて作り上げてきた4年間だったと思います。情熱的な教職員の皆様と私たち学生が一体となって過ごした日々が非常に懐かしく、楽しかった思い出が走馬灯のように蘇ってきます。そして、在学中に学修した「スポーツ健康科学」の知見や経験は、卒業・修了後の各々のステージで十分に発揮されていることかと思います。昨年には、スポーツ健康科学部ならびにスポーツ健康科学研究科開設「10周年記念イベント」が開催され、本学部・研究科は次の10年・20年へと力強く歩み進めています。その中で、1期生である私たちに引き継がれた同窓会のバトンをしっかりと握り、チャレンジをしながら新たな未来を切り拓いていきたいと思います。

この同窓会は、卒業生・修了生同士をつなげるだけでなく、卒業生・修了生と在学生、また卒業生･修了生と教職員とをつなぐ、いわば、プラットフォームとなることを目指します。卒業・修了から年月が経つにつれ、ワークライフの多忙さも相まって母校へ思いをはせることが少なくなっているかもしれません。しかし、この「同窓会」という組織をきっかけに、卒業生・修了生の皆さんが気兼ねなく母校に立ち寄ることができ、身近な存在となるような仕掛けや仕組みをつくることが、「同窓会」の重要なミッションだと考えています。現在では、学部・研究科創設から10年以上が経過し、多くの卒業生・修了生が各方面で活躍されており、横のつながりだけでなく縦のつながりも大切にしながら、うまく融合・発展させていきたいと考えています。そういった意味でも、同窓会の構成員である全ての卒業生･修了生の皆さんからもアイデアを提案していただき、活発で風通しの良い同窓会にしていきたいと思います。

今後、立命館のスポ健らしいイベントを開催していきたいと考えています。コロナ禍が少しでも落ち着き、オンラインではなく“対面”での開催が実現できることを望んでいます。さらに、2025年には本学部・研究科開設15周年を迎えることから、この節目を卒業生・修了生・在校生・教職員の皆さんとともにお祝いできればと思います。「いつになってもやっぱりスポ健は楽しい！」と思えるような、どこか懐かしい場でもあり、新鮮でワクワクするような機会を皆さんとともにつくっていきたいと思います。そしていつまでも続く、居心地の良いスポ健をつくっていきましょう。それでは、皆様とお会いできることを心より楽しみにしております。

2022年3月 立命館大学スポーツ健康科学部・同研究科同窓会 会長 　笠井　信一 （スポーツ健康科学部2013年度卒業、スポーツ健康科学科前期課程2015年度修了、後期課程2018年度修了）